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まだ僕の「第三話 転機、そして、暗黒の中に差し込む一条の光」を見ていない方は

先にそちらを見ていただければ幸いです。

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第三話 転機、そして、暗黒の中に差し込む一条の光

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17歳の高校入学式、彼女ゲット作戦成功なるか

 

満開の桜を見ながら、僕は胸を高鳴らせていました。

 

るきの
高校に入って……彼女を作るッ!

 

はい、馬鹿ですね(笑)

自分が受験した定時制高校は倍率が「2,5倍」あったのですが、彼女を作るという邪な欲望を原動力に猛勉強に励んだ結果、見事合格!

これから始まる桃色のスクールライフに想いを馳せていたのですが……

全然彼女が出来ない!

 

そうです、僕の学校は単位制高校だった為、実質クラスルームが機能してませんでした。

積極的にこちらから話しかける勇気がない限り、一生女の子と喋る機会がなかったんですよね。

 

少しは自分に自信がついてきたとはいえ、そこは元ひきこもりの僕。

女の子への積極的なアプローチができるほどのコミュ力はなく……

気付いたら教室の隅で彼女いない野郎どもで固まりながらゲームの話とかをして1年があっという間に過ぎましたw

 

「このままじゃいかん!」

そうです、僕の目的はあくまで彼女を作ること。

彼女が出来なかったらはっきりいって高校に入った意味がありません。

 

我に返った僕は、一番仲の良かった友人のH君と作戦を練りました。

俺たちは一体どうやったら彼女が出来るのだろうか……

 

そこで出した結論は「女子がたくさんいそうな部活に入ること」でした。

その高校はよく言えば自主自学、悪く言えば個人主義的な校風だったので部活動は盛んではなかったのですが……

どうやらその年、演劇部がサークル活動から正式な部に昇格するという話を聞き付けます。

 

H君
演劇部なら女の子いっぱいいるんじゃね?

 

H君の読みはドンピシャでした。

なんと演劇部の部員4人中3人が女子!

しかもこれは後から知ったのですが、演劇部は意外と男手が必要な部活(大道具運んだりするとき便利だから)なので、

部員のみんなも結構な歓迎ムード。

 

結論から言うと、僕はこの部活で見事巨乳のかわいい彼女(Sちゃん)を作ることが出来ました。

 

H君
ちなみに俺も彼女出来た(1か月で別れたけど)

 

それだけにとどまらず、なんと演劇部は初出場で地区大会を突破という快挙も達成。

(高校演劇は定時制全日制の区別なく大会が行われるのですが、結構異例の事態だったみたいです)

入学当初の目論見通り「ちゃんとした青春」を2年遅れでやり直すことに成功したのです。

 

楽しそうに高校に通うようになった僕を見て、母は大変安心しました。

おばちゃんや先生にも報告すると、二人はまるで我が事のように喜んでくれました。

元ひきこもりの進路相談、僕の明日はどっち?

時は少し遡り、進路相談が行われる教室に僕と担任はいました。

 

担任
るきの君、君は進路どうするのかな?

 

……部活とバイトに明け暮れていて全く考えていませんでした。

ちなみに相変わらず父は単発的な肉体労働をこなしては飲み歩く日々で、家庭にお金を全く入れていない状態。

そして母はなんと、先生の奥さんから「あなたは看護師さんとか向いてるんじゃないかしら」とアドバイスされ、

40代にして昼は病院で看護助手として働きながら、夜間に看護学校に通っていました。

 

……そんな家庭環境だったので「大学進学」という選択肢ははなから頭にない僕。

とりあえずバイトでもしながら、どこかの劇団のオーディションでも受けてみるかなとかユルいことを考えていました。

そのことを担任に伝えると、

 

担任

君は学力も悪くないから、高望みさえしなければ入れる大学はいくらでもあるよ。

奨学金を貰うという選択肢もあるし、少し考えてみたら?

 

と、結構しつこく大学進学を推してきたのです。

 

勉強には苦手意識はなかったし、大学に進学してみたいという気持ちも実は頭の片隅にありました。

しかし、自分はどうしても奨学金を借りるというのに抵抗がありました。

何故かと言うと、父はその頃結構借金もしていまして、取り立ての電話がよく家にかかってきたりしてたんですね。

その電話を受けるのがとにかく嫌で、

借金=悪

という図式が頭にこびりついていたんです。

 

今にして思えば、僕はこのとき先生の助言を素直に聞いて、大学進学するべきだったなと後悔しています。

抵抗のあった奨学金問題にしても、成績をもっとあげて返済義務のない奨学金を狙うという選択肢もあったし……

なんなら別に返済義務を負ったところで、最悪返せなくなったら自己破産という最終手段もありますからねw

 

自分でいうのもなんですが、勉強は嫌いじゃなかったし向学心みたいなモノも割と強い方だったので、後々後悔するくらいなら恐れずにお金を借りるべきだったなと思います。

ただ当時は今と違ってネット検索をするという行為が浸透しておらず、僕も奨学金についてよく調べたりするという発想がそもそもありませんでした。

 

そんな時代背景も含め、僕は結局大学進学という道をとらず……

卒業後はとりあえずフリーターとしてバイトしながら、やりたいことを模索することになるのでした。

続くはこちらから

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